2008年 04月 01日
春菊 |
ここにくるのは本当に久しぶりです。
ベランダ菜園。春菊がとれました。 育てたのは父です。
”余命約1ヶ月”と宣告され、もう6ヶ月が経ちます。
いま自宅で、なんの装置もつけず自力で呼吸し、歩き、食事をし...
普通に生活をしています!
去年、心臓のまわりに水が溜まり”余命宣告”があり、そして治療が「終末期医療」に切り替わり、父の体内に放射線や抗がん剤等の化学療法が加わることがなくなりました。
先生がおっしゃるには、そういったこと(化学療法)がなくなったことによって本来の体の機能が回復してきたのではないか、ということでした。
一時は心臓の近くに管をつける手術をするとか、管をつけなくても他の臓器の方に溜まった水が流れるような手術をするとか、いろいろお話があったのですが、特に管をつけることには父が断固拒否していましたのですぐに手術は行われなかったのです。
結果、なんだかこれでよかったような気がします。父が自分でした選択は間違ってなかった。
そして、それを受け入れ、様子見をしてくれた先生方も間違っていなかったんだと思いました。
医療に間違いとか、そうゆうのはないと思ってはいますが、もしあのとき手術をする体力のあるうちに管をつける手術をしていたら命はあってもずっと病院生活だったんだなぁと、ちょっと怖くなります。
もちろん、そんな風になってまで生きていたくはないという父の強い希望がもともとあったのでその手術は受けなかったと思いますが。。。
まだ 父には ”余命宣告”があったことは話していません。内緒のまま。
でも、それもまた良かったのかもしれないなと思うのです。
だって、ずっと診てくれてた先生から”もうあと1ヶ月です”といわれたら気持ちが落ち込んでしまう。それだけで生きる希望が薄くなってしまうと思うのです。
”大丈夫、よくなるよ。直してあげるよ”ってウソでもいいから言ってほしいと思うのです。
自分の命の残りは、なんとなく自分でわかるのかもしれません。
言ってはいないけど、父も残りの命の長さについて気がついてるように思います。
平凡な毎日を過ごしていますが、その平凡な毎日を過ごせるってことは
なんて幸せなことなんだろうって思います。
ここにこれなかったときも、気にしてくださり、暖かいコメントを残していただいたり、とても嬉しく、励まされました。本当にありがとうございます。
by chibicoro1
| 2008-04-01 00:14
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